GP神戸にむけてやったことをだらだらと。Part2
2011年4月29日 TCG全般 コメント (1)前回の日記
http://mtgonline3.diarynote.jp/201104252203319916/
さて、こうして出来上がった軽量ナヤ。
当初の目論見通り青白、バントには有利に試合を運ぶことができた。
フェアリーに関してはやはり《復讐蔦/Vengevine》がないぶんは正直きついが《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》と《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》からの《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》でもがんばれるっちゃー頑張れた。
ヴァラクートはまぁ、ね。《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》ワンチャンゲー。
これでMOPTQに気合を入れて参加。そして大敗。
わかったことは3つ。
・スピードを重視して軽さを求めたから致しかたないがダブルマリガン以上は厳しいとかいう次元を超えてしまう。
・メタ外耐性があまりにも低い。例を挙げるとナヤ同系。こっちのデッキ軽すぎて相手の重いところ全部きつい。
・ヴァラクートやっぱきちー。
ヴァラクートに打たれて「うわっ」って思ったのが《焼却/Combust》。
こっち土地2枚で詰まってて、《貴族の教主/Noble Hierarch》、ブレンタン、《長毛のソクター/Woolly Thoctar》。
で、《紅蓮地獄/Pyroclasm》をスルーしてブレンタン《長毛のソクター/Woolly Thoctar》で行こうと思ったら《焼却/Combust》><
そっからよゆーで負けました。
しかしながらこのPTQで得たものがありました。それは「ウーズデッキ」ってあまり使ってる人いないけど実は調整したら強いのではないか、ということです。
世界選手権のときにアメリカのチームが使っていたこのデッキ。そこから新しいエキスパンションがひとつ加わりとてもいいカードが手に入りました。
そう、《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》です。
このデッキのキーカードはなんと言っても《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》!とにかくこのカードを起動することで手札にコンボパーツをもってくるとともに墓地にもパーツを送りコンボを開始できる状況を作りあげます。
今まで《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》の代わりを果たすカードはありませんでした。しかし《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》を4枚いれることでデッキに《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》が8枚入っていることと同意義になります。しかもこのデッキは1ターン目のマナ加速も入っているため2ターン目に《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》をX=2で打って《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》を場に送り出すことが可能です。
そしてなにより墓地はメタられていない。今までエクテンにはドレッジがここ最近は必ず存在していました。するとまぁみんなサイドに必ず墓地対策が1スロット(4枚)自然ととられていたんですね。しかし今回はローテションが行われた結果ドレッジはほとんどを失いデッキとして存在できなくなってしまいました。すると必然的に墓地対策をとる必要はないためほとんどのプレイヤーが墓地対策にサイドボードの枠をさくことはないです。
・とても相性の良いパーツが新エキスパンションで手に入った。
・墓地を使うコンボデッキだが、墓地はメタられていない。
この2点からウーズデッキが活躍できる可能性があると見越し私たちは調整に入りました。
そして出来たデッキがこれ↓
エクステンデットGBWウーズデッキ
4 《極楽鳥/Birds of Paradise》
2 《貴族の教主/Noble Hierarch》
4 《献身のドルイド/Devoted Druid》
4 《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》
1 《不気味な戯れ児/Grim Poppet》
1 《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》
4 《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》
3 《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
2 《叫び大口/Shriekmaw》
1 《茨異種/Thornling》
4 《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》
4 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
4 《思考囲い/Thoughtseize》
土地22
こんな感じ。
初めはGBで《大爆発の魔道士/Fulminator Mage》と《酸のスライム/Acidic Slime》でランデスするバージョンもやってみたのですが《酸のスライム/Acidic Slime》はとにかく重い。
効果はやはりそれなりに強いのですがこのエクテンで5マナでそれは物足りなく感じました。よって《酸のスライム/Acidic Slime》を解雇するとともにこのデッキで行われていたランデスをしながらコンボをするということに対して見直しを行いました。
そこで私たちが考えたのがこのハンデスバージョンです。
色が3色となりマナベースは若干厳しくはなりますが元より《極楽鳥/Birds of Paradise》、《貴族の教主/Noble Hierarch》とはいっているのでそこまで苦労はしません。
フィルターランドとフェッチランドからの《つぶやき林/Murmuring Bosk》も非常に優秀な働きをしてくれます。
またその他気にしたことは「なるべく単体で弱いカードは取らない」という点です。
《つまみ食い貯め/Morselhoarder》、《羽軸トゲ/Quillspike》と他のウーズデッキではよく採用されているコンボに関わるパーツの採用を辞めました。
このデッキはドロー要素もなくハンデスを行うのでマリガンが非常に響きます。
ですからなるべく手札にきては腐ってしまうカードの採用はやめ、《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》がこないときは8枚のハンデスを絡めた愚鈍なビートでも勝利をもぎ取るということを意識しこの構成に至りました。
さてここでちょっと振り返ってみるのですが、前者に挙げた軽量ナヤはこんなにそうそうと諦めてしまってよかったのか?という点です。
新しくウーズデッキが思いつき情熱がそっちに傾いてしまったのは仕方ないにしろまだまだ改良する余地は今考えればありました。
1、《骨溜め/Bonehoard》、《迫撃鞘/Mortarpod》の投入。
《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》の選択肢をより広げるとともに装備品の強みである混戦になったとき強い特性を生かして軽量の弱点であった息切れの早さをカバーできたのではないか?
2、《復讐蔦/Vengevine》の投入
《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》とセットでの投入のみが考えられがちなこのカードですが別にこのカードだけ投入するするというプランもあったのではないか。
3、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》。
私たちはマナカーブ等を考え5マナは重いと判断し《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》、《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》のテストプレイを行っており《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》にはあまりふれていませんでした。しかしながらトップ8の大森さんのナヤを見てもらうとわかるのですが彼のデッキはPWが《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》だけになっています。これはおそらく前者に挙げたPWより《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》の方が優秀であるという彼のテストプレイの結果なのでしょう。
この3点に気づくことが出来ていれば、私たちが採っていた3枚の《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》を2枚《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》、1枚を上記で挙げた装備品関係や《復讐蔦/Vengevine》の投入枠に回す、という工程がされよりよいナヤを組めた可能性は大いにあります。
結果からお話させていただく形になってしまうのですが今回後者に挙げたウーズデッキも諦めることになります。
それも含めGP神戸に向けての調整はちょっとデッキに対してのあきらめが早く各デッキに対しもっとアプローチがないか探すべきであったと反省します。
やはりそれだ、と感じデッキを構築したのならばそのデッキのマスターになりあらゆる角度で試していかなくてはならないと痛感しました。
中途半端だと知識が中途半端でがその後の調整にまったく生きてこない(今回は特にそうだったと認識しています)ケースが多くそれでは練習する意味が薄れてしまいます。
非常に時間のかかる方法だとは思いますが、やった時間に裏切ってもらわないためにはこれしかないのかな、というのが現状の私の想いです。
みなさんは調整した時間が無駄にならないために意識している点ってありますか?
良い方法などがあったら是非とも教えていただきたいです。
今回はちょっと真面目に振り返っての反省でした。
「敗北から学ぶプレイヤーは強くなる」
良い言葉ですよね。
長くなったのでウーズデッキの各デッキに対しての感触などはまた今夜か明日にでも書きたいと思います。
それでは^^
http://mtgonline3.diarynote.jp/201104252203319916/
さて、こうして出来上がった軽量ナヤ。
当初の目論見通り青白、バントには有利に試合を運ぶことができた。
フェアリーに関してはやはり《復讐蔦/Vengevine》がないぶんは正直きついが《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》と《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》からの《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》でもがんばれるっちゃー頑張れた。
ヴァラクートはまぁ、ね。《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》ワンチャンゲー。
これでMOPTQに気合を入れて参加。そして大敗。
わかったことは3つ。
・スピードを重視して軽さを求めたから致しかたないがダブルマリガン以上は厳しいとかいう次元を超えてしまう。
・メタ外耐性があまりにも低い。例を挙げるとナヤ同系。こっちのデッキ軽すぎて相手の重いところ全部きつい。
・ヴァラクートやっぱきちー。
ヴァラクートに打たれて「うわっ」って思ったのが《焼却/Combust》。
こっち土地2枚で詰まってて、《貴族の教主/Noble Hierarch》、ブレンタン、《長毛のソクター/Woolly Thoctar》。
で、《紅蓮地獄/Pyroclasm》をスルーしてブレンタン《長毛のソクター/Woolly Thoctar》で行こうと思ったら《焼却/Combust》><
そっからよゆーで負けました。
しかしながらこのPTQで得たものがありました。それは「ウーズデッキ」ってあまり使ってる人いないけど実は調整したら強いのではないか、ということです。
世界選手権のときにアメリカのチームが使っていたこのデッキ。そこから新しいエキスパンションがひとつ加わりとてもいいカードが手に入りました。
そう、《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》です。
このデッキのキーカードはなんと言っても《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》!とにかくこのカードを起動することで手札にコンボパーツをもってくるとともに墓地にもパーツを送りコンボを開始できる状況を作りあげます。
今まで《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》の代わりを果たすカードはありませんでした。しかし《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》を4枚いれることでデッキに《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》が8枚入っていることと同意義になります。しかもこのデッキは1ターン目のマナ加速も入っているため2ターン目に《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》をX=2で打って《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》を場に送り出すことが可能です。
そしてなにより墓地はメタられていない。今までエクテンにはドレッジがここ最近は必ず存在していました。するとまぁみんなサイドに必ず墓地対策が1スロット(4枚)自然ととられていたんですね。しかし今回はローテションが行われた結果ドレッジはほとんどを失いデッキとして存在できなくなってしまいました。すると必然的に墓地対策をとる必要はないためほとんどのプレイヤーが墓地対策にサイドボードの枠をさくことはないです。
・とても相性の良いパーツが新エキスパンションで手に入った。
・墓地を使うコンボデッキだが、墓地はメタられていない。
この2点からウーズデッキが活躍できる可能性があると見越し私たちは調整に入りました。
そして出来たデッキがこれ↓
エクステンデットGBWウーズデッキ
4 《極楽鳥/Birds of Paradise》
2 《貴族の教主/Noble Hierarch》
4 《献身のドルイド/Devoted Druid》
4 《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》
1 《不気味な戯れ児/Grim Poppet》
1 《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》
4 《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》
3 《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
2 《叫び大口/Shriekmaw》
1 《茨異種/Thornling》
4 《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》
4 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
4 《思考囲い/Thoughtseize》
土地22
こんな感じ。
初めはGBで《大爆発の魔道士/Fulminator Mage》と《酸のスライム/Acidic Slime》でランデスするバージョンもやってみたのですが《酸のスライム/Acidic Slime》はとにかく重い。
効果はやはりそれなりに強いのですがこのエクテンで5マナでそれは物足りなく感じました。よって《酸のスライム/Acidic Slime》を解雇するとともにこのデッキで行われていたランデスをしながらコンボをするということに対して見直しを行いました。
そこで私たちが考えたのがこのハンデスバージョンです。
色が3色となりマナベースは若干厳しくはなりますが元より《極楽鳥/Birds of Paradise》、《貴族の教主/Noble Hierarch》とはいっているのでそこまで苦労はしません。
フィルターランドとフェッチランドからの《つぶやき林/Murmuring Bosk》も非常に優秀な働きをしてくれます。
またその他気にしたことは「なるべく単体で弱いカードは取らない」という点です。
《つまみ食い貯め/Morselhoarder》、《羽軸トゲ/Quillspike》と他のウーズデッキではよく採用されているコンボに関わるパーツの採用を辞めました。
このデッキはドロー要素もなくハンデスを行うのでマリガンが非常に響きます。
ですからなるべく手札にきては腐ってしまうカードの採用はやめ、《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》がこないときは8枚のハンデスを絡めた愚鈍なビートでも勝利をもぎ取るということを意識しこの構成に至りました。
さてここでちょっと振り返ってみるのですが、前者に挙げた軽量ナヤはこんなにそうそうと諦めてしまってよかったのか?という点です。
新しくウーズデッキが思いつき情熱がそっちに傾いてしまったのは仕方ないにしろまだまだ改良する余地は今考えればありました。
1、《骨溜め/Bonehoard》、《迫撃鞘/Mortarpod》の投入。
《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》の選択肢をより広げるとともに装備品の強みである混戦になったとき強い特性を生かして軽量の弱点であった息切れの早さをカバーできたのではないか?
2、《復讐蔦/Vengevine》の投入
《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》とセットでの投入のみが考えられがちなこのカードですが別にこのカードだけ投入するするというプランもあったのではないか。
3、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》。
私たちはマナカーブ等を考え5マナは重いと判断し《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》、《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》のテストプレイを行っており《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》にはあまりふれていませんでした。しかしながらトップ8の大森さんのナヤを見てもらうとわかるのですが彼のデッキはPWが《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》だけになっています。これはおそらく前者に挙げたPWより《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》の方が優秀であるという彼のテストプレイの結果なのでしょう。
この3点に気づくことが出来ていれば、私たちが採っていた3枚の《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》を2枚《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》、1枚を上記で挙げた装備品関係や《復讐蔦/Vengevine》の投入枠に回す、という工程がされよりよいナヤを組めた可能性は大いにあります。
結果からお話させていただく形になってしまうのですが今回後者に挙げたウーズデッキも諦めることになります。
それも含めGP神戸に向けての調整はちょっとデッキに対してのあきらめが早く各デッキに対しもっとアプローチがないか探すべきであったと反省します。
やはりそれだ、と感じデッキを構築したのならばそのデッキのマスターになりあらゆる角度で試していかなくてはならないと痛感しました。
中途半端だと知識が中途半端でがその後の調整にまったく生きてこない(今回は特にそうだったと認識しています)ケースが多くそれでは練習する意味が薄れてしまいます。
非常に時間のかかる方法だとは思いますが、やった時間に裏切ってもらわないためにはこれしかないのかな、というのが現状の私の想いです。
みなさんは調整した時間が無駄にならないために意識している点ってありますか?
良い方法などがあったら是非とも教えていただきたいです。
今回はちょっと真面目に振り返っての反省でした。
「敗北から学ぶプレイヤーは強くなる」
良い言葉ですよね。
長くなったのでウーズデッキの各デッキに対しての感触などはまた今夜か明日にでも書きたいと思います。
それでは^^
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