こんにちは、おんりーです。
こんな拙いMOプレイ日記もめでたく10000ヒットを迎えることが出来ました。ほんとうに感謝多謝です。
そんな訳で今回はもう今では大会が建つことも無くなってしまったゼンディカーブロック限定構築時代のことを話すとともにそこから軽く新スタンダードに焦点を当てる記事を書いてみました。
ボクの新環境はまだ1週間以上ありますが先駆けて新スタンダートをプレイしている皆さんに少しでも役立てればと思い挙げてみました。
少々長いですが良かったら読んでみて行って下さい。
それでは。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Hello!
いきなりだけど君はゼンディカーブロック限定構築をプレイしたことはあるかい?
あまりない?そりゃそうか。
PTに参加したプレイヤー以外でこの限定構築を数多くプレイする事は稀だしね。
けど今回ボクはMOCS(Magic Online Champion Ship)に参加するためのQP稼ぎのためにこの限定構築を数多くプレイしてたんだ。
前環境の限定構築は新スタンダートの基盤となることが多々あるよね。そんな訳で今回はみんなが新スタンダートのデッキを考える際に少しでも役に立てば、とボクが知っている範囲でこの限定構築がどのような感じだったか話して行こうと思う。
書き始めた現段階だとどのくらいの長さになるかさっぱりだけど、まぁ、暖かい目で見守ってくれたら嬉しいな。
それじゃあ、さっそく話に移ろうか。
「The One idea to breaking out the new standard」
PTが終了すると、ボクたちMOプレイヤーは結果を参考にして色々なデッキをコピーしては限定構築のDE(デイリーイベント)で戦いあった。
しばらくプレイすると、ボクと限定構築を調整していた仲間との間にひとつの共通見解が生まれたんだ。
”パウロデッキが環境最強デッキで概ね間違いないだろう”
そのパウロデッキと言うのはこれだ。
Paulo Vitor Damo da Rosa, 24 points
Pro Tour-San Juan, Block Constructed
Main Deck
60 cards
1 《進化する未開地/Evolving Wilds》
3 《森/Forest》
3 《ハリマーの深み/Halimar Depths》
4 《島/Island》
2 《カザンドゥの隠れ家/Kazandu Refuge》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3 《山/Mountain》
4 《怒り狂う山峡/Raging Ravine》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
28 lands
2 《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》
3 《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》
4 《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
3 《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
2 《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》
14 creatures
4 《噴出の稲妻/Burst Lightning》
2 《彗星の嵐/Comet Storm》
2 《剥奪/Deprive》
4 《探検/Explore》
2 《炎の斬りつけ/Flame Slash》
4 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
18 other spells
回して見るとすぐにわかるんだけど、このデッキはすごくバランスもよく、且つ爆発力も持った素晴らしいデッキなんだ。
コントロール相手には『《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》→《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》or《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》』というパターン。そして、クリーチャーデッキには6枚の1マナ圏の除去で序盤を凌げば、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》のバウンスモードで制圧するか、マナ加速からの《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》で一気に試合を決めることができる。また、言うまでもない事かもしれないけど《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》と《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》が揃った時の圧倒的なパワフルさはどんなデッキにも負けないだろう。
このPTの時のレシピは、当時トップメタとして見られていた青白や緑単エルドラージにメインから有利に戦えるように《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》が採用されてるのが特徴的だね。当然《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》で再利用するコンボも忘れちゃいけない。
このデッキをまったくのノーマークでパウロレベルのプレイヤーが使ったら、そりゃ安定して好成績を叩き出すに決まってる。近年のアメリカの構築力はほんとにすごいとしかいいようがないよね。
最強とはいっても、「じゃあ大会はそればっかりになったのか?」と言われれば、そうじゃない。まぁ、それがマジックの面白いところなんだけどね。
MOプレイヤーは、このデッキの穴を突こうと色々考えた。その結果、出来上がったデッキの一つがこれだ。
「ゼンディカー限定構築赤単ランデス」
Main Deck
60 cards
22 《山/Mountain》
4 《地盤の際/Tectonic Edge》
26 lands
4 《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》
4 《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》
4 《ヘルカイトの突撃者/Hellkite Charger》
4 《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》
16 creatures
4 《噴出の稲妻/Burst Lightning》
2 《彗星の嵐/Comet Storm》
4 《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
4 《乱動する地形/Roiling Terrain》
4 《産卵の息/Spawning Breath》
18 other spells
バージョンによっては《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》が入っていたりもするのだけど、ここではあえて一番シンプルに作られていたこのデッキを紹介することにしたよ。
最強と考えられるパウロデッキも、やはり3色で且つ序盤からどの色のマナも重要であることから、マナベースはとてもタイトになっている。
そんでもって、その弱点を突こうってのがこのデッキ。
2ターン目に《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》か《産卵の息/Spawning Breath》でマナ加速しつつ、3ターン目からランデスを始める。そして《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》でマナを縛りつつ相手のライフを削り相手が苦労して除去などのアクションでフルタップしたところを《乱動する地形/Roiling Terrain》や《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》で削った残り少ないであろうライフをこのデッキのフィニッシャーとなる《ヘルカイトの突撃者/Hellkite Charger》や《彗星の嵐/Comet Storm》で削りきる、これがこのデッキの簡単な動き方だ。
《産卵の息/Spawning Breath》をエンドに打つ際、相手が甘えて2ターン目に《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》なんかを唱えていたら最高だ!返しに4マナで《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》を出してやれば相手は思うように動けないってレベルじゃねーぞっ、てな感じになるのは間違いないだろう。
このデッキは、環境のパウロデッキと共にTier1に位置する青白コントロールにも強く、流行り始めたときには結構な数を大会で見かけたのを覚えてる。まぁ、みんな目新しいデッキを使ってみたかったってのもあったかもしれないけどね。
さて、そんな赤単が開発されてたときのボクらのチームはというと、ボクらはボクらで、違う角度からパウロデッキに対抗するデッキを調整したんだ。
これがそのデッキだ。
「ゼンディカー限定構築赤白上陸ボロス」
Main Deck
60 cards
4 《乾燥台地/Arid Mesa》
3 《進化する未開地/Evolving Wilds》
4 《湿地の干潟/Marsh Flats》
5 《山/Mountain》
6 《平地/Plains》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
26 lands
4 《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》
1 《コーの決闘者/Kor Duelist》
4 《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
4 《板金鎧の土百足/Plated Geopede》
4 《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》
4 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
1 《エメリアの天使/Emeria Angel》
22 creatures
3 《冒険者の装具/Adventuring Gear》
1 《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
4 《噴出の稲妻/Burst Lightning》
4 《炎の斬りつけ/Flame Slash》
12 other spells
このデッキの最大の魅力は、やはり《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》から始まるソリティアデッキとしての爆発力だ。
除去が火力であるデッキは、一度《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》に《冒険者の装具/Adventuring Gear》がついちまえば、フェッチランドを構えることで簡単に除去することはできないし、本体に通ろうものなら一気にフェッチを爆発させて一度に10点以上のダメージをあたえることなんてよくある話だ。パウロデッキも除去は火力だから、その例にばっちり当てはまっちまうって訳さ。特にパウロデッキの赤マナは大半がタップインだから、先攻で《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》をだしてしまえば《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》に《冒険者の装具/Adventuring Gear》をつけるのはそう難しい話じゃない。
あと、このデッキの一番見て欲しいところは土地の総数――そう、このデッキはウイニーデッキなのにも関わらず26枚もの土地が投入されてるんだ。
最初は24枚だったんだけど、カードの絵柄やFoilにしたりすることでこのカードがもし土地だったらなどを試しつつ、調整に調整を重ねた結果この枚数になった。
どれだけ上陸を確実にするか、っていう話さ。
上陸ボロスは土地が命。正直、土地2枚でスペルがうようよしている初手よりも『《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》と《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》で残りは全部土地』なくらいがちょうどいい。
土地が2枚で《板金鎧の土百足/Plated Geopede》あるけどマリガンした、なんて珍しくもなんともない。それくらいこのデッキには土地が大事なんだ。
正直、このデッキにはいくらMOのチケットを稼いでもらったか分からない。間違いなく300tix以上は稼いでくれた自慢のデッキさ!
土地破壊、火力に耐性を持たしたスピード、。こうも対応されたパウロデッキがなんで最強なのかって?
そうだね。君がそう思うのは当然の疑問だろう。
ボクも自分のボロスが最強なんじゃないか、と間違った自信を持ち始めようとした頃、それは登場したんだ。
FFfreaK (FFfreakとはアメリカのブラッドネルソンのMOアカウントである)
ZEN Block Constructed Daily #1414729 on 07/15/2010
Main Deck
60 cards
1 《進化する未開地/Evolving Wilds》
3 《森/Forest》
3 《ハリマーの深み/Halimar Depths》
4 《島/Island》
2 《カザンドゥの隠れ家/Kazandu Refuge》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3 《山/Mountain》
4 《怒り狂う山峡/Raging Ravine》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1 《地盤の際/Tectonic Edge》
29 lands
1 《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》
4 《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
2 《巣の侵略者/Nest Invader》
3 《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
1 《海門の神官/Sea Gate Oracle》
3 《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》
14 creatures
3 《噴出の稲妻/Burst Lightning》
4 《探検/Explore》
4 《炎の斬りつけ/Flame Slash》
4 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
2 《広がりゆく海/Spreading Seas》
17 other spells
どうだろうか?この素晴らしい調整具合。惚れ惚れしてしまうよな。
調整された部分を説明すると、まず《巣の侵略者/Nest Invader》。
これを投入することで、2ターン目に除去を怖がることなく擬似マナ加速をプレイできる。さらに、ボロスに対しては上陸で大きくなったクリーチャーを2度も受け止めてくれるんだ。
2ターン目に《巣の侵略者/Nest Invader》を出してブロッカーを用意しつつ、3ターン目の《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》。文句なく最高の動きだよ。
そして、4枚の《炎の斬りつけ/Flame Slash》。
これを採用することで《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》がフェッチ1枚構えて立っていたとしても、なんの問題もなく除去することができる上に、癌であった《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》への明確な解答にもなっている。
2枚の《広がりゆく海/Spreading Seas》は、長期戦になる赤単ランデスに採用されている《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》対策や環境に多いアクティベートランドのケアだ。《地盤の際/Tectonic Edge》も増えており、土地自体が28枚から29枚へと増えたため、ランデスへの耐性も気持ち高まる調整が施されている。
正直このタイプになってからというもの、ボクらの上陸ボロスはパウロデッキに喜んで当たりたいと言えなくなってしまった。勝てなくはないけど、お客さんと言えなくなってしまったからね。
さて、『何故最強か』という所に話を戻そう。
鋭い人はもうボクが言おうとしている事に気付いているかな?
そう、このデッキは高い爆発力を持ったデッキでありながら、根幹以外のパーツをしっかりとチョイスすることで、この環境のどんなデッキに対しても強くなることができるデッキだったんだ!
これこそボクがこのゼンディカーブロック限定構築界において”このパウロデッキが最強だ”と考えるに至らされた最大の理由だ。
青白に強くしたいのならパウロがPTで使ったようなカード採用を、ビートやランデスに強くしたいのであれば上記のようなカード採用を、と環境に合わせて自分でしっかりとチューニングすれば安定して好成績を叩きだせるって訳さ。
青緑赤には、ここで紹介したカードの他にもゼンディカーブロックだけで、まだまだメタによっては入る余地のあるであろうカードは数多くあるんだ。(実際このデッキに《ヘルカイトの突撃者/Hellkite Charger》や《産卵の息/Spawning Breath》、《連鎖反応/Chain Reaction》など入れているプレイヤーもいたしね!)このカード選択の幅広さも最強と呼ぶに至った所以でもあるよ。
さて、これを新環境のスタンダードへと持ち込んだとしよう。ぱっと思いつくだけでも、M11に《稲妻/Lightning Bolt》、《マナ漏出/Mana Leak》、《耕作/Cultivate》、《霜のタイタン/Frost Titan》、《原始のタイタン/Primeval Titan》、《強情なベイロス/Obstinate Baloth》といった、このデッキの爆発力と柔軟さを後押しするようなカード達が君のチョイスのためにまだかまだかとスタンバイしている。
それに加えて新発売した大型エキスパンションであるミラディンの傷跡のカードにもこのデッキに加わる余地のあるカードはきっとあるはずだ。可能性は無限大といっても言い過ぎじゃないくらいさ。早くMOで調整してみたいね。
最後に、channel fireballの記事でブラッドネルソンがこのデッキの新環境対応版のレシピを挙げていた。もし、君が今現在こういうデッキを作ろうと考えていたら、是非とも参考にして欲しい。
「新環境対応パウロデッキ Byブラッドネルソン」
4 《定業/Preordain》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
2 《噴出の稲妻/Burst Lightning》
4 《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
4 《探検/Explore》
2 《マナ漏出/Mana Leak》
1 《耕作/Cultivate》
3 《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
4 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1 《チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar》
2 《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
2 《ジェイスの創意/Jace’s Ingenuity》
2 《銅線の地溝/Copperline Gorge》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2 《ハリマーの深み/Halimar Depths》
3 《山/Mountain》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4 《島/Island》
1 《進化する未開地/Evolving Wilds》
3 《森/Forest》
4 《怒り狂う山峡/Raging Ravine》
ブラッドネルソン新しいカードからのチョイスは《定業/Preordain》、《稲妻/Lightning Bolt》、《マナ漏出/Mana Leak》、《耕作/Cultivate》、《チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar》、《ジェイスの創意/Jace’s Ingenuity》、《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》の7種類だ。
新しいカードについてボクの感想を述べて見ようと思う。
《定業/Preordain》・・・歴代1マナドロースペルの中でもかなり優秀なこのカード。このデッキでは2ターン目の《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》率や3ターン目《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》or《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》率を上げるのに貢献してくれるだろう。
《稲妻/Lightning Bolt》・・・多くを語る必要も無い。赤1マナの最高のスペルだ。
《マナ漏出/Mana Leak》・・・今回は《噴出の稲妻/Burst Lightning》に2枚枠をとられてしまっていて2枚の採用となっているがカード的には4枚入ってもおかしくない優秀なカウンター呪文。これがないと《原始のタイタン/Primeval Titan》に対抗できないしね!
《耕作/Cultivate》・・・これが1枚だけ採用されている理由は僕にはよくわからない。正直ここらへんは理由が分からなかったら自分で考える違うカードにしたほうがプレイングの理由付けがしっかりできるだろう。
《チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar》・・・《彗星の嵐/Comet Storm》の枠に収まった初代PW。除去にもなる事もできればフィニッシャーにもなるということで採用されているのだろう。こいつの忠誠値は6だ。つまり《原始のタイタン/Primeval Titan》も討ち取ることが可能って訳だ。
《ジェイスの創意/Jace’s Ingenuity》・・・このカードはみんな知っての通り《マナ漏出/Mana Leak》を構えつつ相手に動きが無かったら安心してキャストすることのできるカードだ。カウンター呪文のお供といってもいいんじゃないかな。安定のドロースペルだ。
《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》・・・今回ブラッドネルソンはこの激しい6マナのフィニッシャー業界争いの中から新カードであるこいつを選択した。サイズ、除去耐性、ライフリンク、デスタッチ、無色。文句は何一つとしてない。限定構築時代には出来なかったライフゲインは実現させてくれる1枚だ。
《銅線の地溝/Copperline Gorge》・・・このカードは素晴らしいカードだ。このデッキは赤1マナのカードが多く入っているのにも関わらず限定構築時代は《カザンドゥの隠れ家/Kazandu Refuge》と《怒り狂う山峡/Raging Ravine》とタップインのランドが数多く採用されていたため思うように序盤に唱えることが出来なかったことも数多くある。しかしこのカードが出たことによってその問題ももう終焉を迎えただろう。とにかくこのデッキにとっては有難い事この上ない1枚だ。
以上がボクの新カードに対する感想だ。
MOにミラディンの傷跡が入ったら、この系統のデッキは色々試して見ようと思ってるよ。
ボクは《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》が早く使いたくて堪らないから、きっと採用するだろうけどね。彼はちゃんと能力が使える環境さえ与えられれば、どんなデッキに入れても強いんじゃないかな?
あと、大好きな《精神隷属器/Mindslaver》も1枚くらい入れてもいいかもしれないね。
随分長くなってしまったけどこれで今回の記事は終わりにしようと思う。
拙い記事だったかもしれないけど、ここまで読んでくれた君にはとても感謝するよ。本当にありがとう。
それじゃあ、MOのトーナメントの何処かで会おう!
See you&Good Luck!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
どうでしたでしょうか?楽しんで頂けたら幸いです。
もし最後までお付き合いしてくれた方はよかったらコメントなどで感想や意見を書いていって下さるととても嬉しいです。反応が良かったらまた次も何か書きたいな~と考えています^^
重ね重ねですが最後まで読んで下さってありがとうございました。
それでは。
こんな拙いMOプレイ日記もめでたく10000ヒットを迎えることが出来ました。ほんとうに感謝多謝です。
そんな訳で今回はもう今では大会が建つことも無くなってしまったゼンディカーブロック限定構築時代のことを話すとともにそこから軽く新スタンダードに焦点を当てる記事を書いてみました。
ボクの新環境はまだ1週間以上ありますが先駆けて新スタンダートをプレイしている皆さんに少しでも役立てればと思い挙げてみました。
少々長いですが良かったら読んでみて行って下さい。
それでは。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Hello!
いきなりだけど君はゼンディカーブロック限定構築をプレイしたことはあるかい?
あまりない?そりゃそうか。
PTに参加したプレイヤー以外でこの限定構築を数多くプレイする事は稀だしね。
けど今回ボクはMOCS(Magic Online Champion Ship)に参加するためのQP稼ぎのためにこの限定構築を数多くプレイしてたんだ。
前環境の限定構築は新スタンダートの基盤となることが多々あるよね。そんな訳で今回はみんなが新スタンダートのデッキを考える際に少しでも役に立てば、とボクが知っている範囲でこの限定構築がどのような感じだったか話して行こうと思う。
書き始めた現段階だとどのくらいの長さになるかさっぱりだけど、まぁ、暖かい目で見守ってくれたら嬉しいな。
それじゃあ、さっそく話に移ろうか。
「The One idea to breaking out the new standard」
PTが終了すると、ボクたちMOプレイヤーは結果を参考にして色々なデッキをコピーしては限定構築のDE(デイリーイベント)で戦いあった。
しばらくプレイすると、ボクと限定構築を調整していた仲間との間にひとつの共通見解が生まれたんだ。
”パウロデッキが環境最強デッキで概ね間違いないだろう”
そのパウロデッキと言うのはこれだ。
Paulo Vitor Damo da Rosa, 24 points
Pro Tour-San Juan, Block Constructed
Main Deck
60 cards
1 《進化する未開地/Evolving Wilds》
3 《森/Forest》
3 《ハリマーの深み/Halimar Depths》
4 《島/Island》
2 《カザンドゥの隠れ家/Kazandu Refuge》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3 《山/Mountain》
4 《怒り狂う山峡/Raging Ravine》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
28 lands
2 《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》
3 《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》
4 《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
3 《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
2 《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》
14 creatures
4 《噴出の稲妻/Burst Lightning》
2 《彗星の嵐/Comet Storm》
2 《剥奪/Deprive》
4 《探検/Explore》
2 《炎の斬りつけ/Flame Slash》
4 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
18 other spells
回して見るとすぐにわかるんだけど、このデッキはすごくバランスもよく、且つ爆発力も持った素晴らしいデッキなんだ。
コントロール相手には『《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》→《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》or《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》』というパターン。そして、クリーチャーデッキには6枚の1マナ圏の除去で序盤を凌げば、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》のバウンスモードで制圧するか、マナ加速からの《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》で一気に試合を決めることができる。また、言うまでもない事かもしれないけど《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》と《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》が揃った時の圧倒的なパワフルさはどんなデッキにも負けないだろう。
このPTの時のレシピは、当時トップメタとして見られていた青白や緑単エルドラージにメインから有利に戦えるように《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》が採用されてるのが特徴的だね。当然《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》で再利用するコンボも忘れちゃいけない。
このデッキをまったくのノーマークでパウロレベルのプレイヤーが使ったら、そりゃ安定して好成績を叩き出すに決まってる。近年のアメリカの構築力はほんとにすごいとしかいいようがないよね。
最強とはいっても、「じゃあ大会はそればっかりになったのか?」と言われれば、そうじゃない。まぁ、それがマジックの面白いところなんだけどね。
MOプレイヤーは、このデッキの穴を突こうと色々考えた。その結果、出来上がったデッキの一つがこれだ。
「ゼンディカー限定構築赤単ランデス」
Main Deck
60 cards
22 《山/Mountain》
4 《地盤の際/Tectonic Edge》
26 lands
4 《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》
4 《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》
4 《ヘルカイトの突撃者/Hellkite Charger》
4 《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》
16 creatures
4 《噴出の稲妻/Burst Lightning》
2 《彗星の嵐/Comet Storm》
4 《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
4 《乱動する地形/Roiling Terrain》
4 《産卵の息/Spawning Breath》
18 other spells
バージョンによっては《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》が入っていたりもするのだけど、ここではあえて一番シンプルに作られていたこのデッキを紹介することにしたよ。
最強と考えられるパウロデッキも、やはり3色で且つ序盤からどの色のマナも重要であることから、マナベースはとてもタイトになっている。
そんでもって、その弱点を突こうってのがこのデッキ。
2ターン目に《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》か《産卵の息/Spawning Breath》でマナ加速しつつ、3ターン目からランデスを始める。そして《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》でマナを縛りつつ相手のライフを削り相手が苦労して除去などのアクションでフルタップしたところを《乱動する地形/Roiling Terrain》や《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》で削った残り少ないであろうライフをこのデッキのフィニッシャーとなる《ヘルカイトの突撃者/Hellkite Charger》や《彗星の嵐/Comet Storm》で削りきる、これがこのデッキの簡単な動き方だ。
《産卵の息/Spawning Breath》をエンドに打つ際、相手が甘えて2ターン目に《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》なんかを唱えていたら最高だ!返しに4マナで《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》を出してやれば相手は思うように動けないってレベルじゃねーぞっ、てな感じになるのは間違いないだろう。
このデッキは、環境のパウロデッキと共にTier1に位置する青白コントロールにも強く、流行り始めたときには結構な数を大会で見かけたのを覚えてる。まぁ、みんな目新しいデッキを使ってみたかったってのもあったかもしれないけどね。
さて、そんな赤単が開発されてたときのボクらのチームはというと、ボクらはボクらで、違う角度からパウロデッキに対抗するデッキを調整したんだ。
これがそのデッキだ。
「ゼンディカー限定構築赤白上陸ボロス」
Main Deck
60 cards
4 《乾燥台地/Arid Mesa》
3 《進化する未開地/Evolving Wilds》
4 《湿地の干潟/Marsh Flats》
5 《山/Mountain》
6 《平地/Plains》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
26 lands
4 《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》
1 《コーの決闘者/Kor Duelist》
4 《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
4 《板金鎧の土百足/Plated Geopede》
4 《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》
4 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
1 《エメリアの天使/Emeria Angel》
22 creatures
3 《冒険者の装具/Adventuring Gear》
1 《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
4 《噴出の稲妻/Burst Lightning》
4 《炎の斬りつけ/Flame Slash》
12 other spells
このデッキの最大の魅力は、やはり《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》から始まるソリティアデッキとしての爆発力だ。
除去が火力であるデッキは、一度《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》に《冒険者の装具/Adventuring Gear》がついちまえば、フェッチランドを構えることで簡単に除去することはできないし、本体に通ろうものなら一気にフェッチを爆発させて一度に10点以上のダメージをあたえることなんてよくある話だ。パウロデッキも除去は火力だから、その例にばっちり当てはまっちまうって訳さ。特にパウロデッキの赤マナは大半がタップインだから、先攻で《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》をだしてしまえば《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》に《冒険者の装具/Adventuring Gear》をつけるのはそう難しい話じゃない。
あと、このデッキの一番見て欲しいところは土地の総数――そう、このデッキはウイニーデッキなのにも関わらず26枚もの土地が投入されてるんだ。
最初は24枚だったんだけど、カードの絵柄やFoilにしたりすることでこのカードがもし土地だったらなどを試しつつ、調整に調整を重ねた結果この枚数になった。
どれだけ上陸を確実にするか、っていう話さ。
上陸ボロスは土地が命。正直、土地2枚でスペルがうようよしている初手よりも『《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》と《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》で残りは全部土地』なくらいがちょうどいい。
土地が2枚で《板金鎧の土百足/Plated Geopede》あるけどマリガンした、なんて珍しくもなんともない。それくらいこのデッキには土地が大事なんだ。
正直、このデッキにはいくらMOのチケットを稼いでもらったか分からない。間違いなく300tix以上は稼いでくれた自慢のデッキさ!
土地破壊、火力に耐性を持たしたスピード、。こうも対応されたパウロデッキがなんで最強なのかって?
そうだね。君がそう思うのは当然の疑問だろう。
ボクも自分のボロスが最強なんじゃないか、と間違った自信を持ち始めようとした頃、それは登場したんだ。
FFfreaK (FFfreakとはアメリカのブラッドネルソンのMOアカウントである)
ZEN Block Constructed Daily #1414729 on 07/15/2010
Main Deck
60 cards
1 《進化する未開地/Evolving Wilds》
3 《森/Forest》
3 《ハリマーの深み/Halimar Depths》
4 《島/Island》
2 《カザンドゥの隠れ家/Kazandu Refuge》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3 《山/Mountain》
4 《怒り狂う山峡/Raging Ravine》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1 《地盤の際/Tectonic Edge》
29 lands
1 《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》
4 《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
2 《巣の侵略者/Nest Invader》
3 《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
1 《海門の神官/Sea Gate Oracle》
3 《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》
14 creatures
3 《噴出の稲妻/Burst Lightning》
4 《探検/Explore》
4 《炎の斬りつけ/Flame Slash》
4 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
2 《広がりゆく海/Spreading Seas》
17 other spells
どうだろうか?この素晴らしい調整具合。惚れ惚れしてしまうよな。
調整された部分を説明すると、まず《巣の侵略者/Nest Invader》。
これを投入することで、2ターン目に除去を怖がることなく擬似マナ加速をプレイできる。さらに、ボロスに対しては上陸で大きくなったクリーチャーを2度も受け止めてくれるんだ。
2ターン目に《巣の侵略者/Nest Invader》を出してブロッカーを用意しつつ、3ターン目の《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》。文句なく最高の動きだよ。
そして、4枚の《炎の斬りつけ/Flame Slash》。
これを採用することで《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》がフェッチ1枚構えて立っていたとしても、なんの問題もなく除去することができる上に、癌であった《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》への明確な解答にもなっている。
2枚の《広がりゆく海/Spreading Seas》は、長期戦になる赤単ランデスに採用されている《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》対策や環境に多いアクティベートランドのケアだ。《地盤の際/Tectonic Edge》も増えており、土地自体が28枚から29枚へと増えたため、ランデスへの耐性も気持ち高まる調整が施されている。
正直このタイプになってからというもの、ボクらの上陸ボロスはパウロデッキに喜んで当たりたいと言えなくなってしまった。勝てなくはないけど、お客さんと言えなくなってしまったからね。
さて、『何故最強か』という所に話を戻そう。
鋭い人はもうボクが言おうとしている事に気付いているかな?
そう、このデッキは高い爆発力を持ったデッキでありながら、根幹以外のパーツをしっかりとチョイスすることで、この環境のどんなデッキに対しても強くなることができるデッキだったんだ!
これこそボクがこのゼンディカーブロック限定構築界において”このパウロデッキが最強だ”と考えるに至らされた最大の理由だ。
青白に強くしたいのならパウロがPTで使ったようなカード採用を、ビートやランデスに強くしたいのであれば上記のようなカード採用を、と環境に合わせて自分でしっかりとチューニングすれば安定して好成績を叩きだせるって訳さ。
青緑赤には、ここで紹介したカードの他にもゼンディカーブロックだけで、まだまだメタによっては入る余地のあるであろうカードは数多くあるんだ。(実際このデッキに《ヘルカイトの突撃者/Hellkite Charger》や《産卵の息/Spawning Breath》、《連鎖反応/Chain Reaction》など入れているプレイヤーもいたしね!)このカード選択の幅広さも最強と呼ぶに至った所以でもあるよ。
さて、これを新環境のスタンダードへと持ち込んだとしよう。ぱっと思いつくだけでも、M11に《稲妻/Lightning Bolt》、《マナ漏出/Mana Leak》、《耕作/Cultivate》、《霜のタイタン/Frost Titan》、《原始のタイタン/Primeval Titan》、《強情なベイロス/Obstinate Baloth》といった、このデッキの爆発力と柔軟さを後押しするようなカード達が君のチョイスのためにまだかまだかとスタンバイしている。
それに加えて新発売した大型エキスパンションであるミラディンの傷跡のカードにもこのデッキに加わる余地のあるカードはきっとあるはずだ。可能性は無限大といっても言い過ぎじゃないくらいさ。早くMOで調整してみたいね。
最後に、channel fireballの記事でブラッドネルソンがこのデッキの新環境対応版のレシピを挙げていた。もし、君が今現在こういうデッキを作ろうと考えていたら、是非とも参考にして欲しい。
「新環境対応パウロデッキ Byブラッドネルソン」
4 《定業/Preordain》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
2 《噴出の稲妻/Burst Lightning》
4 《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
4 《探検/Explore》
2 《マナ漏出/Mana Leak》
1 《耕作/Cultivate》
3 《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
4 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1 《チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar》
2 《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
2 《ジェイスの創意/Jace’s Ingenuity》
2 《銅線の地溝/Copperline Gorge》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2 《ハリマーの深み/Halimar Depths》
3 《山/Mountain》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4 《島/Island》
1 《進化する未開地/Evolving Wilds》
3 《森/Forest》
4 《怒り狂う山峡/Raging Ravine》
ブラッドネルソン新しいカードからのチョイスは《定業/Preordain》、《稲妻/Lightning Bolt》、《マナ漏出/Mana Leak》、《耕作/Cultivate》、《チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar》、《ジェイスの創意/Jace’s Ingenuity》、《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》の7種類だ。
新しいカードについてボクの感想を述べて見ようと思う。
《定業/Preordain》・・・歴代1マナドロースペルの中でもかなり優秀なこのカード。このデッキでは2ターン目の《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》率や3ターン目《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》or《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》率を上げるのに貢献してくれるだろう。
《稲妻/Lightning Bolt》・・・多くを語る必要も無い。赤1マナの最高のスペルだ。
《マナ漏出/Mana Leak》・・・今回は《噴出の稲妻/Burst Lightning》に2枚枠をとられてしまっていて2枚の採用となっているがカード的には4枚入ってもおかしくない優秀なカウンター呪文。これがないと《原始のタイタン/Primeval Titan》に対抗できないしね!
《耕作/Cultivate》・・・これが1枚だけ採用されている理由は僕にはよくわからない。正直ここらへんは理由が分からなかったら自分で考える違うカードにしたほうがプレイングの理由付けがしっかりできるだろう。
《チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar》・・・《彗星の嵐/Comet Storm》の枠に収まった初代PW。除去にもなる事もできればフィニッシャーにもなるということで採用されているのだろう。こいつの忠誠値は6だ。つまり《原始のタイタン/Primeval Titan》も討ち取ることが可能って訳だ。
《ジェイスの創意/Jace’s Ingenuity》・・・このカードはみんな知っての通り《マナ漏出/Mana Leak》を構えつつ相手に動きが無かったら安心してキャストすることのできるカードだ。カウンター呪文のお供といってもいいんじゃないかな。安定のドロースペルだ。
《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》・・・今回ブラッドネルソンはこの激しい6マナのフィニッシャー業界争いの中から新カードであるこいつを選択した。サイズ、除去耐性、ライフリンク、デスタッチ、無色。文句は何一つとしてない。限定構築時代には出来なかったライフゲインは実現させてくれる1枚だ。
《銅線の地溝/Copperline Gorge》・・・このカードは素晴らしいカードだ。このデッキは赤1マナのカードが多く入っているのにも関わらず限定構築時代は《カザンドゥの隠れ家/Kazandu Refuge》と《怒り狂う山峡/Raging Ravine》とタップインのランドが数多く採用されていたため思うように序盤に唱えることが出来なかったことも数多くある。しかしこのカードが出たことによってその問題ももう終焉を迎えただろう。とにかくこのデッキにとっては有難い事この上ない1枚だ。
以上がボクの新カードに対する感想だ。
MOにミラディンの傷跡が入ったら、この系統のデッキは色々試して見ようと思ってるよ。
ボクは《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》が早く使いたくて堪らないから、きっと採用するだろうけどね。彼はちゃんと能力が使える環境さえ与えられれば、どんなデッキに入れても強いんじゃないかな?
あと、大好きな《精神隷属器/Mindslaver》も1枚くらい入れてもいいかもしれないね。
随分長くなってしまったけどこれで今回の記事は終わりにしようと思う。
拙い記事だったかもしれないけど、ここまで読んでくれた君にはとても感謝するよ。本当にありがとう。
それじゃあ、MOのトーナメントの何処かで会おう!
See you&Good Luck!
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どうでしたでしょうか?楽しんで頂けたら幸いです。
もし最後までお付き合いしてくれた方はよかったらコメントなどで感想や意見を書いていって下さるととても嬉しいです。反応が良かったらまた次も何か書きたいな~と考えています^^
重ね重ねですが最後まで読んで下さってありがとうございました。
それでは。
コメント
いきなりヨイショしはじめた…なんだこいつ…とか思うかもしれませんが、前々からそう感じてて、そのこと伝えたいと思ってたので、1万ヒット記念にいい機会だと思って書いてみたw
ありがとうございます!そういって貰えるともう嬉しくて涙が><
これからもそういって貰える様な事を書いて行こう、と思ってるんでよろしくお願いします!
これからも載せて下さるのであれば定期的に拝見させて頂きますので、勝手ながらリンクさせていただきます(⌒〜⌒*)
よろしくお願いしますw
僕が限定構築やスタンダードをやっていれば、もっと楽しめたであろう事を考えると、リミテッドしかやっていない事を勿体無いと思わずにはいられませんでした。
リンクありがとうございます、こちらもリンクさせて頂きますね^^
記事に関してはぱっ、と書くことが思いつけばがーっと書けるんでこうして応援して下さる方がいたので閃いたらまた書いてアップしたいと思ってます!
これからよろしくお願いします。
神とかwwwww
めちゃ嬉しいです、ありがとうございます><
ありがとうございます。
MOの良さとしていつでもリミテッドができる、というのも当然ありますがボクはMOの構築プレイヤーの試行回数の多さからくる素早いメタ変化というのもあると思っています。
メタが変化すればずっと同じデッキを使っていても新たな刺激が与えられますからね^^
SoMのプレリの祭りとドラフトを適当にこなせばきっと限定構築のパーツはある程度集まると思うのでもし良かったら構築もやってみてはどうでしょうか?
SoM限定構築がよほどのくそ環境でなければきっと楽しいと思いますよ♪
ZEN構築は割りとプレイしましたが、こんなデッキあったなーという感じで懐かしい気分になりました。
記事で触れられて無いデッキだと、青白・緑白エルドラージ・赤単アグロ・緑単トークン・吸血鬼・同盟者あたりが活躍してましたかね。
次のスタンダードにどんな環境になるのか楽しみです。
お疲れ様でしたー
onlyさん最強っす。
感想ありがとうございます^^
青白、緑白エルドラージあたりはPTのカバレッジで紹介されてからあまり進化しなかったというのと後半に乗せたFFfreakの調整後のレシピの素晴らしさを知ってもらうために書いたっていうのもありますね。
記事も書きましたが早く《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》が使いたいですw
あざーっす。
しかし全然最強ではありませんよ^^;;
ブロック構築もなつかしいですね・・・
私も多少やってたので、onlyonlineさんとも当たってたような記憶があります。
外人翻訳記事をしてる方の書き方を意識して書きましたw
こういう話口調の方が読みやすいかな、と思いまして。
やってたのなら多分当たってると思われますよ、ボクかなりでてたんでwww
いやオリジナルの文ですよ!
外人っぽく書いた結果がこれですねwww